【企業】経営者は育てられない。経営者は育つもの
2017/04/09
企業の結束力が一番緩むのは、世代が変わる時です。
二世代目の社長に変わる時、争いが起きて、派閥ができます。
先代が良いか、後継者が良いか。
または別の後継者が良いか。
色んな派閥ができます。
世代交代の為、後任の経営者を選ぶ場合、誰にすれば良いのでしょうか?
経営者が育たない
一番の問題は経営者が育たないことです。
どんな企業であっても、後続の経営者の選びで問題が発生します。
スムーズに世代交代ができる方が稀です。
それは事前に経営者候補を絞らなかった為です。
経営者を育てるのは非常に難しいです。
スキル、センス、経験、年齢など色んな絡みがあり、経営ができるのです。
いきなり経営を任せると言われても、できるはずがありません。
経営者を育てる方法
経営者を育てる方法は、何人かの候補を同時に育てるのが理想です。
その中から、一番良い人に経営をさせることができれば、理想の世代交代になります。
ただし、同時に数人も育てようとすると、時間もお金も、労力も必要です。
それに耐えられる体力があるかも問題になってきます。
その他にも、同時に育てると派閥争いなどの問題が生じる可能性があります。
お互いがライバル視しているなら、伸びることは確実ですが、後継者を選んだ瞬間に問題が発生します。
納得できる説明をしなければ、会社が傾くどころではないダメージを受けます。
経営者は育つ
経営者は育てるものではなく、育つのが理想です。
ある程度、放置していても育っているのが理想の後継者選びです。
ただし、それぐらいモチベーションがある人はなかなかいないです。
血筋で会社を継ぐなら、自分が後継者というプライドを持っている為、自分で勉強をします。
血筋ではなく、誰かを指名する場合は、後継者としての勉強をしていないのが当たり前です。
自分の今の仕事に追われ、別の仕事には手が付けられない。
それでも後継者として育ってくれるなら、その人が後継者になります。
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後継者を育てるには?
後継者を育てるには、自分の考えを植え付ける方法が一番早いです。
社内飲みなどは悪と言われていますが、社内飲みのコミュニケーションは重要です。
考え方、遊び方などを教えていって、後継者に指名するのが良いです。
それが外部から呼んでしまうと、社内反発が強くなります。
社内反発は、内部崩壊を生むので、悪い選択です。
後継者は、自分で育てるのが最後の仕事です。
まとめ
後継者を育てるのは非常に難しいです。
失敗すると、たちまち経営が上手くいかなくなります。
それでも後継者を選ばなければなりません。
経営者に育てるには考え方から変えていかないといきません。