【企業】衣料品店Right-on(ライトオン)が絶賛不調。復活の兆しは?
2017/04/03
衣料品店Right-on(ライトオン)が赤字転落をしている様子です。
衣料品が不調の中、復活の兆しはあるのでしょうか?
Right-on(ライトオン)の企業体制を調べました。
Right-on(ライトオン)とは?
衣料品店を全国に約500店舗を展開している衣料品専門店です。
競合他社ではジーンズメイトや、しまむらなどがあり、その中でもオシャレ感を意識しているお店です。
お店で扱う衣料は、買いやすい値段が多く、中高生から購入できる価格帯です。
専門店として営業しており、プライベートブランドも扱っています。
主力商品は自社のプライベートブランドと、もこもこがある裏生地が温かい服です。
全国展開している衣料品店の中でも、お店の中に入りやすいことを意識しています。
購入金額が高くなりすぎず、オシャレな服が購入できるので、非常に便利なお店です。
他社との差別化ができていない
一番の問題点は他社との差別化ができていないことです。
プライベートブランド以外は仕入れ商品なので、値段だけの勝負になってきます。
ジーンズメイトだろうがどこだろうが、消費者は購入先はどこでも良いです。
そこで勝負はできません。
ましてや、今は衣類が売れない世の中です。
安くて良い服を求めて購入することが多い中で、それだけでは勝ち目がありません。
やはり、ユニクロ、しまむらに軍配が上がってきます。
原価率もプライベートブランドを持っているユニクロが圧倒的に高く、品質も良いです。
同じような商品を比べても勝ち目がありません。
しまむらに販売価格で挑んでも、商流が安定している、しまむらには勝てません。
そうすると消費者は、そちらに流れます。
ヒット商品不足
衣類が全体的に売れていない世の中で、ヒット商品を作るのは大変です。
それでも、ユニクロはヒートテックなどを作り、圧倒的な売り上げを上げています。
それに対して、ライトオンはヒット商品を出せずにいます。
プライベートブランドも、扱っているというだけで、主力ではありません。
世の中に名前が広まっていない以上、主力とは呼べないんです。
ヒートテックを購入しにユニクロへという構図が、ライトオンではできていません。
新業態のオープン
ライトオン以外の業態も柱にするために、育成しています。
雑貨・インテリア「ノーティードッグ」をオープンし始めています。
新業態に手を出すことは悪いことではありません。
少しでも余裕があるうちに、手は出すべきです。
ですが、失敗すると痛い目にあいます。
新業態は、自社で知識がない業界です。
その業界に手を出すことは、非常に危険です。
やはり、知識がない業界で戦うのは、苦戦が考えられるので、時間がかかります。
売り上げに結びつかせるのは時間がかかります。
まとめ
ライトオンが赤字に転落します。
衣料品業界は全体的に苦戦をしているので、しょうがない赤字転落です。
ですが、それでも黒字を出さなければきぎょうとして進みません。
色んな新業態を確立するのも時間がかかるので、今は我慢の時かも知れません。