出口のない日銀の爆買いで、日本は破たん寸前?
2020/12/15
知っていた方が良い日本の現実です。
日本の借金の話はニュースでも流れているので、誰でも知っているはずです。
ですが、それだけではないのです。
「日本株の堅調を喜んではいけない」日銀の"爆買い"の末路は地獄だけだ
日本銀行が上場投資信託(ETF)の購入に乗り出し、10年を迎える。
モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)元日本代表の藤巻健史氏は「ETFを買い続け、今や日本株の最大の株主は日銀だ。暴落を招くため簡単に株を手放すことはできず、出口はない」という――。
■出口はない……保有した株は簡単には手放せない
国債のように満期が無いだけに、株の保有額を減らすには市場への売り戻ししかない。
しかし、ここまで保有額が大きくなると、日銀が保有を減らす意思を漏らすだけで、株式市場に衝撃が走り、暴落が始まるだろう。
最大の保有者が購入を中止したり、逆に売ったりするとなると価格が暴落するのは想像に難くない。
実際、国債市場では1998年に、国債の最大保有者だった資金運用部が「購入を中止する」と発表しただけで暴落が起きた。
「資金運用部ショック」という。
■一時的な株高を能天気に喜んではいけない
こうなると日銀の信用は地に落ち、円は暴落だろう。
日本は原油も、農作物も、高額医薬品も手に入らなくなる。
紙屑化した円では、諸外国はこれらのモノはおろかドルも売ってくれなくなるからだ。
国民は地獄を味わう。
中央銀行が債務超過になり、その発行する通貨が暴落する事態を避けるのが、中央銀行の最低限の責務だ。
それがゆえに、以前の日本銀行は、値段の動きの激しい株はもちろんのこと、CP、社債、長期国債などさえ買わなかったのだ。
満期までせいぜい2~3カ月の短期国債や政府短期証券、そして実需の裏づけのある期日が間近の約束手形しか購入しなかった。
他国中央銀行は、コロナ禍の非常事態への対応として値動きの激しい長期国債、CP、社債まで購入に踏み切った。
が、もっとも値動きの激しい株式には手を出していない。
日銀は、その値動きの激しい株式に手を出してしまったばかりか、今や日本最大の株保有者となってしまった。
オーソドックスな元金融マンから見れば、何をかいわんや、である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cfba42d6e4b01769f3e29c00acc5e00d8630301
コメント
不安を煽るのが得意な藤巻氏の考えです。
ですが、正解の部分もあるので、否定をするつもりはありません。
日銀の爆買いは本当に良くないことです。
それで株価が支えられているのも事実です。
日銀が売るという話が出た瞬間、株価が下がるというのも納得がいきます。
それぐらい、全員が知っていることで、本当にまずいと思っているからです。
ですが、手の打ちようがないのも事実です。
日銀以外、誰が買うのか?というのは誰でもが思っていることです。
個人国債を宣伝していますが、危ないのがわかっているので、誰も買いません。
能天気に喜んでいたら、いつの間にか日本が破綻をしてもおかしくないです。
自分の身は自分で守るのが正解です。