首都高が値上げになり、その理由は何?
2021/04/12
首都高が値上げになり、その理由は何?
また値上げ。
便乗もいい加減にして欲しい。
また料金がアップってマジ!? いまさら首都高が値上げする理由は何?
首都圏の高速道路の交通量の平準化は、すでに充分達成されている。
よって、今回の上限料金値上げによる渋滞緩和効果はない。
ただ、首都高の料金収入も増えないだろう。
上限料金引き上げのかわりに、深夜割引(0~4時まで20%割引)の導入と、大口多頻度割引の拡大(最大割引幅を35%から45%へ)があるからだ。
大口多頻度割引とは、物流業者などのETCコーポレートカードが対象だ。
契約者単位で月間利用額が100万円以上、1カ月の利用料金が1台あたり3万円を超える(首都高C2の内側を利用しない場合)などの条件を満たす部分に関して、最大の割引幅(45%)が適用される。
割引率の10%拡大は、物流業者にとっては非常に大きい。
よって今回の値上げに関して、トラック協会等物流業者からの反対はまったく聞こえてこない。
上限料金が値上げになるのはかなりの長距離利用の場合だけだから、逆に値下げになる業者も少なくないだろう。
今回の案で首都高の料金収入が増えないのは、これが理由だ。
首都高の利用は、7~8割が「業務利用」占められている。
ETCコーポレートカードの利用率もそれに準ずるので、割引額は莫大なものになる。
逆に、35.7kmを超える長距離利用は、全体の数%に過ぎない。
首都高は、2065年までと決められている建設費の償還期限ギリギリの財務状況のため、料金収入が大きく減らない範囲内で案が決定されているはずだが、大きく増えることもありえない。
今回の案では、首都高の一般ユーザーにはほとんどメリットはない。
物流業者への配慮は最大限行われているのに、これは不公平ではないか。
つまり今回の案は、バランスを欠いている。
大口多頻度割引の10%上乗せは大きすぎる。5%程度でいい。
その分一般利用者にも、日祝割引の復活やマイレージ割引の導入などのメリットを与えるべきだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/729090471e27b6031a5574c5b8843dc6b2e13ba5
コメント
高速道路も値上げになってしまうようです。
その理由が交通量の調整の様です。
たしかに物流の問題でトラックが多いです。
そのトラックをどうにかするのが交通量の調整に繋がります。
普段車で走っていると、トラックが多いことに気が付きます。
それが問題になっているのです。
輸送にはトラックが必要です。
業者ではなく、個人にも負担になってくるようです。