【交通】混雑率200%、首都圏の交通網が限界に達している
2018/02/13
電車の混雑率をご存知でしょうか?
首都圏の電車は異常なぐらい混んでいます。
足が地面に着かないぐらい混んでいると言われています。
その例えは本当の話で、実際に異常な混雑率です。
首都圏の交通網は限界に達しています。
首都圏の交通網の限界
首都圏の交通網は、発展しています。
時刻表を見なくても、電車が来て乗ることができます。
それぐらい電車の数が多く、非常に便利です。
本数以外にも、どこでも電車で行くことができ、首都圏では車を持つ必要がありません。
電車で移動が基本なぐらい、電車の交通網が車より勝っているのです。
ですが、朝の通勤・通学のラッシュ時間となると話は変わってきます。
乗車率が200%を超え、限界に達しています。
人が多すぎて、電車が遅延してしまうほどです。
日本の電車は時間に正確なはず
日本の電車は世界でも類を見ないほど、時間に正確です。
電車が1分遅れることも許されないぐらい、時間に正確です。
それは日本人の几帳面さが出ており、世界的にも有名な話です。
ですが、その電車が朝のラッシュとなると話が変わります。
乗車する人が多すぎて、時間を守れないのです。
遅延は1か月の日数30日の内、16日が遅延をするという状況です。
時間に正確なはずなのに、その正確さが活かせないような状況です。
経済大国と言われた日本の首都に人が集まりすぎた結果です。
企業の本社が東京に集まりすぎて、人が集まりすぎています。
今では時間を守ることができない電車になっています。
乗車率200%の異常な数字
乗車率200%とは異常な数字です。
乗車率は下記のように設定されています。
*混雑率100%
・・・定員乗車(座席座れる、吊革に掴まれる、ドア付近の手すりに掴まる事ができる)
*混雑率150%
・・・新聞を広げて読める
*混雑率180%
・・・折りたたむなど工夫をすれば新聞が読める
*混雑率200%
・・・体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度の小さい物なら何とか読める
*混雑率250%
・・・電車が揺れる度にからだが斜めになって身動きができず、手も動かせない
乗車率200%だと、どうしようもないです。
電車に乗っているだけで疲れてしまうような状況です。
この電車に乗って、会社や学校へ行き、仕事や勉強など捗るわけがありません。
どう考えても、人が多すぎる乗車率です。
混雑緩和が進んでいない
乗車率が年々上がっていますが、何も対策をしていないわけではありません。
各鉄道会社で路線を増やしたり、急行の増発、ダイヤの改正など、毎年行っています。
対策をしても人が増え続けているため、全く実を結んでいない状況です。
例えば、日暮里・舎人ライナーの混雑率は、ピーク時1時間当たりの輸送人員が5965人から7281人まで増えています。
1時間の利用者が増えれば、電車も駅も人がいっぱいになります。
武蔵小杉は近年人気地域ですが、人が増えすぎて、改札に入るに1時間かかるなどと言われています。
混雑緩和が全く追い付いていません。
まとめ
都内に人が増え続けています。
混雑緩和の為に、対策はされていますが、それより人が増えるペースが速すぎます。
首都圏に人が増えすぎて、地方の人が減っているのも事実です。
これは国の問題だけではなく、各企業の問題でもあります。
東京に全ての機能を持ってきてしまったら、交通以外もパンクします。
もう少し緩和をするべきです。