聖地巡礼で観光スポットが増え経済効果が見込めるようになった
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「『鬼滅の刃』は日本経済の希望の光」無限城そっくりの温泉宿や、“石”まで聖地巡礼スポットに
大人気アニメ『鬼滅の刃』に登場する“無限城”にそっくりだと話題になっている会津・芦ノ牧温泉にある「大川荘」。コロナ禍で観光業界は大打撃を受け、大川荘も例に漏れず一時期休館するなど自粛が余儀なくされていた。だが、SNSで『鬼滅の刃』の劇中に出てくる敵のアジト“無限城”に似ていると拡散されると、鬼滅ファンが訪れるなど、“聖地巡礼”効果が出ているという。複数回の映画上映による劇場存続、コラボ商品による小売店利益など、コロナ禍における『鬼滅の刃』旋風で改めて気づかされた“聖地巡礼”の可能性とは?
■“鬼滅”効果は数千億? くら寿司にローソン、全国各地の“石”までも熱狂エリアに変貌
数々のコラボ商品が発売されているが、これも驚異的なほどに好調だ。くら寿司では、コラボ商品第1弾の発売日である6月12日に、平日では過去最高となる全店売上高を達成。ローソンが6月に発売した『炭治郎の漆黒炒飯風おにぎり』は、一強であった『シーチキンマヨネーズ』をしりぞけ、6日連続の店頭売上1位を記録した。『鬼滅の刃』から派生する経済効果は、数千億に及ぶと言われる。 これを受けてSNSでは「鬼滅、くら寿司の平日の売上の記録も変えた、ローソンのおにぎりの一日の売上も変えた、映画の初日の興業収入も変えたと、なんかもう景気がよすぎる」「日本の経済を立ち直らせてくれるのはあなたしかいない、という気持ちです」などという声が寄せられ、大きく拡散された。加えての“聖地巡礼”効果だ。先述の大川荘広報は「大川荘だけでなく、温泉街・会津全体に効果が広がればうれしいです」と期待を寄せる。
■“不要不急”から生まれた莫大な経済効果 一方でモラルやマナー問題も
だが、ここで問題も起きる。モラルやマナーについてだ。『逃げ恥』でもロケ現場になった住宅地にファンが殺到し、住民の迷惑となったことが報道されている。『鬼滅の刃』でも迷惑行為が。大分県別府市の「八幡竈門神社」は、「竈門」が主人公の名字であることから聖地扱いされているが、ここで売られている1000円のお守りが3つセットで、フリマアプリで9800円という高値で取引を。同神社の宮司が「あくまでもお守りで誰かを想って渡すものなので、お金儲けの道具として転売されるのは困る」と苦言を呈した報道は記憶に新しい。 また、これまで観光地として注目されていなかった地域が、突如“聖地巡礼”スポットとして多くの人が押し掛けると、それだけの人や車を収容するスペース確保、近所問題、ゴミの処理、環境汚染など、これまでさまざまな問題が挙がったことも事実だ。
引用元:ヤフーニュース
コメント
アニメが現実にも影響を与えています。
聖地巡礼は昔からありました。
それがアニメのヒットと共に、誰でもやるようになってきています。
確かに好きな作品の似ている場所があれば、見て回りたい、世界観を体験したいというのはわかります。
昔はアニメではなく、有名人の生まれた場所、育った場所、お墓などもそのようなスポットでした。
それが今ではアニメに変わっただけで、やっていることは昔から変わらないのです。
それが、一部のマニアと言われるファンだけでやっていたものが、インターネットやSNSで拡散され、多くの人が見に行くようになりました。
ゴミ問題などの悪い話もありますが、良い影響でこのような話は大きくなったら良いと思います。
今まであまり知られていなかった場所が、このような形で脚光を浴びることは良いことです。