最低賃金1000円に引き上げで残酷な現実が待ち構えている
2019/10/30
最低賃金が、また上がろうとしています。
時給で働いている人は、非常に嬉しいことかもしれません。
ですが、目の前で起こる事実は、嬉しいことではありません。
政府が口を出すことは、実は良いことが起こらないこともあるのです。
最低賃金1000円に引き上げの裏で起こることは、どんなことでしょうか?
最低賃金1000円に引き上げ
最低賃金1000円に引き上げは、遠くない未来で実現します。
言い出したら、強制的に決定してしまうのが、今の日本です。
細かな意見を無視して、リスクも無視して綺麗な言葉で決まってしまうのです。
最低賃金1000円に引き上げも、同じように決まるでしょう。
携帯電話の支払いを減らすことが目標のように、空回りし続けているようにしか見えません。
日本を良くしようと思って言っているのか、自分の都合だけで言っているのか不明です。
実際はどうなのでしょうか?
賃金は上がるがコストはカットする
最低賃金1000円と決まってしまったら、やるしかありません。
残念ながら、企業はそれに巻き込まれて対処するしかないのです。
最低賃金1000円は人件費のアップです。
今までギリギリでやっていた企業は、耐えられないかもしれません。
その対処法としては、時間を減らすことです。
今まで8時間でやっていた作業を7時間に圧縮することです。
それでツジツマだけを合わせようとするのが、企業のやり方です。
実際に、他に手はないのです。
コストだけを上げることはできないのが、今の企業です。
バイトは変わりがきく
最低賃金で働いていた人は、変わりが効きます。
その人でなくてもいいのが、最低賃金で働いている人です。
変わりは、人でないかもしれません。
話題のAIなどに変わるかもしれません。
そうすると、働く場所さえなくなってしまいます。
最低賃金の前に職を無くす可能性が出てくるのです。
もちろん無能な人であれば、自己責任です。
ですが、無能ではなく、しょうがない人もいます。
一度社会で働けなくなった人で、再雇用をする人です。
働く場所を追われる人は少なからず出てきます。
最低賃金が上がることは簡単ではない
最低賃金が上がることは簡単ではありません。
例えば、最低賃金950円だとして、仕事のできる人は1000円だったとしましょう。
最低賃金が1000円になってしまうと、できる人、できない人の区別がなくなります。
この場合、できる人の時給も上げるしかないのです。
結果的には、全員のコストが上がることになります。
企業は耐えることができるのでしょうか?
まとめ
最低賃金が上がり、仕事を追われる人は必ずでてきます。
そうすると、雇用の問題が必ず出てきます。
今は人手不足と言っていますが、いずれ逆転して人はあまります。
その可能性は大きくあります。
最低賃金のアップがその引き金になるかもしれません。