【仕事】ホームレスが販売している雑誌 ビッグイシューとは?
ホームレスが雑誌を売っている姿を見かけたことがあると思います。
都心では見かける姿です。
新宿、渋谷、池袋などの人が集まる大都市では見られ、新宿では西口でよく見ます。
ですが、このビッグイシューってなんだか知っていますか?
クリスマスに近づくとよくいる、キリスト教の聖書と一緒にしている人もいると思います。
全然違う物です。
Contents
ビッグイシューとは?
ホームレスが独占販売できる雑誌です。
手売りで、路上販売でしか手に入らない雑誌です。
ホームレスが販売しているので、場所も時間もバラバラです。
決まった時間に決まった所で売っているわけではありません。
ホームレスは移動するので、色んな場所で、売りやすい所を見つけて売っています。
書店やネット販売で手軽に買える雑誌とは違い、レア感が非常に高い雑誌です。
どれくらい売れているの?販売価格は?
売り上げ部数は、最高で1号当たり3万部売れていました。
発行は月に2回です。
価格は1冊350円です。
価格はどの雑誌とも同じような価格です。
3万部という発行部数も、そこそこの数字です。
参考までに雑誌の売り上げは、少年ジャンプ 229万部、フライデー 26万部、cancan 11万部、メンズノンノ 9万部、アニメージュ 4万8千部です。
書店で販売しているアニメージュ 4万8千部です。
数字だけ見れば、そこそこの数字だというのがわかります。
ホームレスから買うのは、汚いなどと思う人はいるかも知れませんが、そんなことはありません。
気にせずに買えるクオリティーは確実にあります。
ホームレスの収入は?どんなホームレスが売っているの?
ホームレスにも色々といます。
本当にやる気のない人、世の中を捨ててしまった人など、様々です。
そんな中でも、生活を再建させたい人向けに売っている雑誌です。
収入は350円が販売価格で、仕入れは170円です。
差額の180円が収入になります。
販売者の方が利益が高いというのは非常に良心的です。
販売者数は全国で113人(2017年11月)います。
3万部の発行数に対して113人なので、1人当たり256冊売っている計算です。
利益は46,080円です。
この数字だけ見ても、そこそこです。
生活の再建の一歩にはなるのではないでしょうか?
販売者数(ホームレス)が減っている
販売者数は年々減っています。
ホームレスの数は、2007年で1万8564人、2017年で5534人です。
人数は激減しました。
ビッグイシューの販売者数も160人から114人に減りました。
その理由は、派遣村などの活動がホームレスを減らしています。
ホームレスが減ることは良いことですが、税金を使って、働かない人を作っていることになります。
働く意欲があったにもかかわらず、タダ飯が食べれる、生活ができるということがわかれば、そっちに行きます。
ホームレス再建の為のビッグイシューも、これでは報われません。
まとめ
ホームレスの数が減り、ビッグイシューの売り上げは落ちてきています。
ホームレスがいなくなることは非常に良いことですが、税金を使って働かない人が増えるのはおかしな話です。
生活保護問題もあり、働かない人が増えてきています。
ビッグイシューにもおかしな影響が出始めています。
税金の使い道は真剣に考えた方が良いのではないでしょうか?