【企業】衰退していく百貨店に起死回生の兆しはあるのか?
2017/01/14
年々、百貨店の売り上げが減っていると、ニュースでは騒がれています。
確かに百貨店に行く用事がないですし、買い物をすることもありません。
昔は買い物といえば百貨店でしてというのが世間では一般常識でした。
今では百貨店に行く人は高年者のみになり、売り上げが激減しています。
その百貨店に起死回生の一手はあるのでしょうか?
百貨店の位置づけ
百貨店は高価な物を高値で売るというのが、百貨店の売り方です。
その代わり、偽物は扱わない、正規ルートのみの商品しか取り扱いはしないです。
ブランドにしても、偽物はなく百貨店で購入したというのが、一種のステータスにもなります。
それが一昔前は当たり前でした。
他に小売店も少なく、「百貨店で買い物をすれば間違いがない」というのが偽りのない真実です。
百貨店が衰退した理由
百貨店が衰退した理由は、他にも小売店が増えてきたからです。
フロアガイドは地下にスーパー、一階からお土産、女性ブランド、アクセサリー、男性ブランド、子供売り場、食器、絵画、レストランと続きます。
どこの百貨店も、ほぼ同一のフロア構成になります。
専門の小売店は年々増えてきました。
安いチェーンのスーパー、ブランド専門店、スポーツ用品店、大型電気屋、セレクトショップ、紳士服などです。
お客さんは、専門店に取られていき、百貨店の役目がなくなってしまったのです。
今の百貨店の役割
今の百貨店の役割は、場所貸し業です。
百貨店は場所を貸す代わりに、土地代を毎月請求します。
※契約により、売り上げからもマージンを取られる
それだけが百貨店の役割になってきています。
確かに一等地に百貨店は存在し、売り上げが落ちてきたからといって、一流の名前は存在します。
それが唯一の救いで、各ブランドが入るのです。
潰れる百貨店は場所貸しもできない
潰れる百貨店が多いですが、場所が悪い百貨店が多いです。
人が集まる場所では、まだまだ需要はあります。
都内の池袋では「西武」「東武」の両百貨店がひしめき合って戦っています。
ブームや話題になったお店をかき集め、百貨店が話題になるように仕向けています。
ですが、第二都市の八王子などの百貨店は、その役目を果たすことができずに、潰れました。
潰れる百貨店では、場所貸し、話題作りも、他のセレクトショップに取られてしまいできずにいます。
百貨店に起死回生はできるのか?
百貨店は、これ以上の発展はありません。
よって、起死回生も見込めません。
まず、若者向けに作っていないこと。
価格や品ぞろえが、若者を呼べる仕組みではありません。
それに品ぞろえが、どこに行っても一緒です。
無難な物はあっても、最新の物はありません。
ブームは百貨店では作られていないのです。
高齢者で通っている人はいますが、高齢者の数と共に衰退していくのは目に見えています。
まとめ
百貨店も一昔前に流行ったものでしかありません。
ホームセンター、スーパー、セレクトショップにお客さんを取られたと言っていますが、努力をしていなかっただけです。
時代の先を読み、今のポジションに胡坐をかかなければ、今の悲惨な状況にはならなかったはずです。