【教育】ヒップホップダンスが必修科目になった理由は?
2016/08/27
2012年(平成24年)からヒップホップダンスが必修科目になりました。
すでに卒業した方は、「最近の若者はダンスをしている人が多い」ぐらいの気持ちではないでしょうか?
そもそも、必修科目にヒップホップダンスが入った意味はなんでしょうか?
なぜヒップホップでなくてはいけなかったのか?
ヒップホップを学んで、何の意味があるのか?
ヒップホップダンスとは?
ヒップホップダンスとは、アメリカ発祥のストリートダンスです。
明確なジャンル区別はありませんが、ラップをする時のダンスや、ブレイクダンスが近いジャンルでしょうか。
激しい踊りのダンスと覚えていれば、遠からず近からずの回答だと思います。
ちなみにダンスのジャンルは「ブレイキング」「ロッキング」「ポッピング」「クライピング」の4種類です。
ヒップホップダンスで近いのは「ブレイキング」です。
ダンス科目を必須にした理由
ダンス科目を必須にした理由は、「自己表現」「コミュニケーション」「想像力」をつけるためです。
確かに「自己表現」「想像力」は日本人が不得意な部分です。
横へならえが今までの日本的な考え方です。
周りがしているから自分もする。
そんな考えが非常に多く、自己主張ができにくい世の中です。
それは学校でも社会でも同じで、自己主張・自己表現をすると異端児扱いされる世の中です。
それを考えると、非常に良い授業ではないでしょうか?
想像力も大切な課題
想像することは、とても大切なことです。
それは生きていく上では非常に重要で、何をするにも大切です。
以前の子供は「ファミコン世代」などと呼ばれ、リセットボタンを押せばなんでも消去という考え方がありました。
想像力が足りないから非情な犯罪が増えたなんて言われてきました。
実際に考えられないような残酷な犯罪が増え、バカッターなどと呼ばれる若い世代が増えました。
確かに技術の発達で、多くの人に発信できるツールができたためでもあります。
昔はなかったからバレなかったなどとも言われますが、ツイッタニーに載せたらどうなるかは、想像力の世界です。
危ないのは目に見えているはずです。
これらのことを考えると、今の日本には必要なことなのかも知れません。
ダンス必修化で上がる問題点
問題点は、教わる側より、教える側の問題です。
先生になるのに、一連のことができないと教員免許は取れません。
(小中高大で違いますが一般的に)
なかにはピアノができないから、教員免許が取れないなんて話もありました。
その中で、急に増えたダンス科目。
もちろん、今の先生はできません。
若い先生はまだついていけるかも知れませんが、高齢の先生がついていけるはずがありません。
その教える側の問題が浮上しています。
生徒はわからないから先生に質問する。
質問された先生は、答えられない。
これでは授業にならないです。
まとめ
ダンスが必修科目になったのは、面白いかも知れません。
やってみなければ、新しい世代はできないですし、日本を変えていけません。
保守的な人は、文句を言うと思いますが、今の世の中で良いんでしょうか?
アジアの中でも中国に抜かれ、アジア代表の日本ではなくなってきています。
情けない日本が将来像の日本です。
高齢化が進み、若い世代が減ります。
その若い世代に頑張ってもらうために、新しい取り組みも必要ではないでしょうか?