【仕事】退職金がない企業に勤める価値はあるのか?
2017/04/16
就職がスタートだとすると、退職はゴールになります。
ゴールには退職金という賞金があり、老後の生活に使えるように、世の中は廻ってきました。
ですが、色々な問題があり、退職金がない企業が増えています。
退職金がない企業で働く価値はあるのでしょうか?
退職金がない現実
退職金は、昔と違って廃止する企業が増えてきました。
■退職金が出る割合
*退職金あり 75.5%
*退職金なし 24.5%
1/4が退職金がない企業です。
4人に1人が退職金なしで老後の生活を送らなければなりません。
知っての通り、年金は雀の涙です。
年金だけで生活をするのは非常に危ういです。
しかも、年金を支給される年齢は、上がっていってます。
年金が支給される年齢まで働くか、貯金を切り崩すかの、どちらかです。
はたして生活ができるのでしょうか?
以前は、退職金があり、年金も支給されていたため、老後の生活は安泰でした。
なぜ退職金がなくなってきた?
退職金は義務ではありません。
出しても、出さなくても良いですし、金額の決まりもありません。
それを考えると、儲かっていない企業が退職金を出す余裕がないんです。
実際に退職金を出す企業は、大手が多いです。
中小企業は規模によって、出す出さないがあります。
■退職金制度(従業員別)
*1000人以上 あり93.3%、なし6.7%
*300~999人 あり89.4%、なし10.6%
*100~299人 あり82.2%、なし7.8%
*30~99人 あり72.0%、なし28.0%
企業の規模によって、退職金があるのか、ないのかがわかります。
やはり小さい企業ほど、退職金はありません。
退職金の相場
退職金の相場はいくらでしょうか?
■退職金の相場
*10年 124万円
*25年 638万円
*定年退職 1941万円
あくまで平均値です。
ですが、退職金ありとなしでは、平均値で1941万円違うことになります。
これだけのお金があるのとないのでは、大きく差が出ます。
定年退職した後の生活
月に20万円で生活するとしたら、約8年間は退職金で生活ができます。
その金額と、年金のお金、貯金があれば生活が成り立ちます。
年金が月に15万円支給されるとしたら、退職金と年金で約32年間、生活ができます。
60歳で定年退職だとしたら、92歳まで生活が可能です。(年金支給が60歳で計算)
それと貯金が500万円あったとしたら、約8年間生活できる年数が増えます。
500万円なら、普通に働いていれば余裕で貯まる金額です。
そのプランで100歳まで生活することが可能です。
100歳まで生きられる人は何人いるのでしょうか?
まとめ
退職金があるのとないのでは、老後の生活に大きく差が出ます。
自分で約2500万円を老後の為に貯めるのは、非常に厳しいです。
それは年収が高い仕事でも一緒です。
頑張らなければ、使ってしまうのが人間です。
退職金は非常に重要です。