悪いことを悪いと面と向かって言うのは、非常にパワーを使う
2021/03/27
悪いことを悪いと面と向かって言うのは、非常にパワーを使います。
だから全員に周知してもらえるやり方をします。
それがターゲットを絞る方法です。
「能力はあるのに働かない社員」に冨山和彦が鬼になった本当の理由
もちろん、こういう「人を刺す」ような行為はある意味、悪辣な行為である。
組織運営上も、また私自身の中間管理職としての政治的な立場を守る上でもリスクを伴う。
だから彼が問題児であることは社内の一つの空気にはなっていたが、社長への直談判は、ひそかに直接やって、できるだけ外には漏れないようにした。
もちろん、私自身は沈黙を守り通した。
それでもこういうことは、どうしても滲み出るもので、その後、私を警戒する幹部社員、批判的な人々は増えたようである。
ただ、そういうマイナス面を覚悟しても、組織全体の目的達成とその本人自身の幸福にとって、あの時点では、彼を「飛ばす」ことが正しいというのが私の判断だった。
事業や組織がだんだん一つにまとまっていくのは、やはり気持ちがいいものである。
苦戦しながらも、それを乗り越えてきたという自己実現感も得られる。
やがて、そこで働く人同士の連帯感も生まれてくる。
ただし、どんなに頑張っても、全員を同じ船に乗せたまま幸せにできるとは限らない。
先の大手メーカーから来た社員のように、降りてもらわねばならない人が出てくることもある。
そのときは「力」の行使を躊躇してはならないのだ。
その際、降りてもらう人、降りてもらうタイミング、降ろし方をうまく演出できれば、組織全体の結束力を高め、エンカレッジできる場合もあるのだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0cd4beac40c287fafc83e7fa5718a7e814af3b2d
コメント
会社では見せしめは大事です。
ある程度のことで、見せしめに怒るなどのことです。
周りに周知してもらい、どんな状態になるのかを知ってもらうのです。
全員に対して怒ることはできません。
ですが、サボるなどの事は放置すると良くありません。
明らかにおかしなことは、先に突っ込んでおくことが大事です。
問題はその言い方と、矛先です。
結果が良ければ、非常に良くなります。
ただし失敗すると良くないことは目に見えています。