【仕事】プレミアムフライデーは誰が得し意味はあるのか?
プレミアムフライデーが制定され、開始されだされました。
そもそもプレミアムフライデーとは、何の意味があって、誰が得をするのでしょうか?
強制的に退社を命じられ、そんなことをして意味はあるのでしょうか?
Contents
プレミアムフライデーとは?
プレミアムフライデーとは、月末の金曜日は15時退社を推進するものです。
普段が17時退社なら、2時間早く帰ることができる、とてもすばらしい推進です。
国が推進することなので、堂々と帰ることができます。
普段、17時まで働いている人は、昼間に買い物ができたり、病院など時間が決まっているものに対応することができます。
昼職をしている場合、病院、美容室など時間が決まっているものに、平日は行くことができません。
そんな時、プレミアムフライデーを利用し、普段行けない所に行くことができるのは便利です。
特に平日しかやっていない所には、有休を使って行くことしかできないので、利用する価値は大いにあります。
そんな社会人の悩みを利用し、経済効果を狙った戦略なのです。
確かに早く仕事が終われば、友人などと会い、飲みに行ったり、買い物に行ったりできます。
経済効果が期待できる政策です。
プレミアムフライデーを実施した企業
プレミアムフライデーを実施した企業は全体の2.5%です。
そもそも取引先の企業が実施していないのに、実施することは非常に難しいです。
特に月末の金曜日は締めの作業などで忙しいことが多いです。
そんな時に「仕事終わり。帰る」なんてことは、周りに合わせる人種の日本人が言うのは難しいです。
欧米などでは働き方が違いので、帰る人は多いでしょう。
実際にプレミアムフライデーを実施した企業は少ないです。
■プレミアムフライデー導入(実施)企業
・大和ハウス工業
・清水建設
・ヒューリック
・サンワカンパニー
・USEN
・三菱自動車
・住友商事
・三菱地所
・ソフトバンク
・サントリーHD
・トリンプインターナショナル
大手ばかりですが、非常に少ないです。
経済効果が見込めるはずが、実施している企業が少なすぎて、全く経済効果がありません。
実はプレミアムフライデーを実施されたら困る飲食業
プレミアムフライデーには、15時に仕事が終わり、飲みに行ったり、食事をするので経済効果が見込めるという予想がありました。
ですが、実際にはプレミアムフライデーを実施されたら困る飲食業です。
なぜなら、15時に仕事が終わって、誰かと待ち合わせしても16時集合です。
仕事が終わって、1時間後に待ち合わせは非常に多いです。
16時から食事や飲みの選択はありません。
居酒屋は17時オープンの所が多く、1時間早いです。
プレミアムフライデーに時間を合わせるなら、従業員に早出をしてもらわなければなりません。
そこでマイナスが生じます。
実はプレミアムフライデーを実施されたら非常に困っているのが飲食業だったのです。
プレミアムフライデーに経済効果はあったのか?
プレミアムフライデーが推進され、実施されましたが経済効果はありません。
そもそも実施している企業が少なく、時間も非常に微妙なので、実施されても直帰する人が多いです。
直帰すれば、もちろん経済効果が期待できるわけでもなく、休みが多いだけです。
休みが多いとなると、仕事が溜まり、忙しくなるだけです。
その忙しさは別日に回され、会社に缶詰めになり、経済効果どころではありません。
忙しさが増すだけで、何も生むことがないプレミアムフライデーです。
まとめ
プレミアムフライデーを実施する前は、大企業だけの特権などと言われていました。
ですが、実施している企業が少なすぎて、大企業の特権とも言えないようになりました。
プレミアムフライデーとは一体なんだったのでしょうか?