日本の病棟は思っている以上に少ないので、すぐに埋まる
2021/03/29
日本の病棟は思っている以上に少ないので、すぐに埋まる。
分業が発達しすぎて、問題になっていることもあります。
そんな事実もあるのです。
「コロナで自分たちは頑張っている」と主張する医療業界が、ひた隠しにする不都合な真実
【森田】専門分化しすぎている弊害もかなりありますね。
2004年に臨床研修制度が改定され、医学部卒業後2年間は、すべての科を回って、ジェネラリストを育てようということになりました。
それで少しはよくなったかなと思っていたのですが、2年間の研修が終わったら、98%が専門医コースに進むのが現実です。
私のような総合診療医になる専門医の制度もできましたが、選択してくれる研修医は2%くらいしかいません。
【鳥集】総合診療医の人たちは、感染症を診るのは当然という意識はあるんですか。
【森田】もちろんです。
だって、受診される患者さんの発熱って、多くが感染症ですからね。
感染症を診ないという総合診療医は、あり得ないです。
【鳥集】一方で外科や他科の医師は、自分はコロナを診ることはできない、あるいは自分には関係がないと思ってしまうのでしょうか。
【森田】そうですね。
まあ、外科の先生でも、普通の風邪ぐらいは診ている先生のほうが多いとは思いますけど、自信をもってやれているのかというと、ちょっと引き気味な感じにはなってしまうでしょうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/73d3503ff183104fb028f94b1433a56e14216af5
コメント
医療業界でも問題は出ています。
良いと思っていたはずの分業が悪い方向にきています。
分業は楽ですが、他の患者は専門外なので見ない。
それがあるので、すぐに対応できなくなります。
病院の言うひとくくりのはずが、その中でも分業しているのです。
病棟がすぐに埋まる理由はそこにあります。
世間が思っている以上に病棟の数は少ないのです。
それが残念な日本の医療です。