倒産確率を社員に公開して、クリーンな会社経営をする
2021/04/19
倒産確率を社員に公開して、クリーンな会社経営をする。
それも会社にとってはメリットです。
隠すことが良いわけではありません。
星野リゾート代表が「倒産確率」を社員に知らせたワケ
社員が一番知りたいことは何なのだろう。
やはり自分の会社がどのぐらいヤバいのか知りたいだろうし、「星野さん、あなたは本当の状況を知っているんでしょう」という気持ちだったと思います。
実際に「5月の倒産確率38・5%」を発表すると、社員の「いいね」が大きく増えただけでなく、「どうすれば確率を減らすことができるのか」「重要な項目は何か教えてくれ」というコメントが続々と書き込まれました。
それに対し私は三つの指標を示しました。
「どのぐらい売り上げを維持できるか」「どのぐらいコストを削減できるか」「どのぐらい外部から資金調達ができるか」。
翌月には「(近場で過ごす)『マイクロツーリズム』に徹底して取り組んでいこう」と呼びかけ、その考え方を伝えました。
会社の作戦が伝わっていくと、社員の動きが加速していきました。
例えば、5月から一時停止していたビュッフェは、予約スタッフの提案で感染対策を徹底した「新ノーマルビュッフェ」の仕組み作りが始まり、7月には各施設で運営を始めることができました。
他の施設でも、マイクロツーリズムや新たな魅力作りの取り組みが進みました。
倒産確率を下げるために何をすべきなのかという発想で、各施設が動いてくれた結果だと思っています。
倒産確率は「売り上げの対昨年比」「コスト削減量」「資金調達」の3項目について、それぞれ三つのシナリオを設定して算出しました。
売り上げが大きく減少し、コスト削減が少額にとどまり、資金調達があまりできなければ、倒産確率が上がるというモデルです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dc2711747ea9aa288b61e2681e53504f38157570
コメント
倒産確率を公開は重要なことなのかもしれません。
勘違いしている経営者は多いですが、社員にも生活があります。
当たり前のことですが、生活が破綻するのなら転職します。
社員にも仕事を選ぶ権利はあります。
それがわかっていないと、会社の情報を隠し、会社運営をします。
情報隠しは社員は肌で感じます。
感じたことで行動をするのです。
泥船に乗っていても得はありません。
それをどう伝えるかです。