【企業】コンビニオーナーの辛さと恐怖
2017/03/15
日本のコンビニ件数は今でも右肩上がりです。
脱サラしてコンビニオーナーになったなんて話をよく聞きます。
ですが、サラリーマンとコンビニオーナーは、どちらが良いのでしょうか?
コンビニオーナーの辛さと恐怖を調べてみました。
コンビニオーナーの年収
コンビニオーナーになったら、どれくらいの年収が期待できるのでしょうか?
*サラリーマンの平均年収
406万円(男性:500万円、女性:263万円
*コンビニオーナーの平均年収
572万円(1店舗経営)
数字だけ見ると、サラリーマンの平均年収を超えています。
ですが、コンビニは事業ですので、成功しないとある程度の年収まではたどり着きません。
成功すれば、1店舗で572万円なので、2店舗で倍の1,144万円が期待でききる年収です。
この数字だけ見たら、脱サラするのも悪くないと思ってしまいます。
人が異常に足りないコンビニ
ファミレス、牛丼チェーンは24時間営業を辞めました。
または辞める方向で話が進んでいます。
その中で、コンビニは24時間営業を辞めるという話は上がっていません。
ファミレスも牛丼チェーンも人の問題で、24時間はできないと判断しているのに、コンビニだけ出ていないのは不思議です。
その理由は、トイレ、ATM、など便利な物を揃えてしまったために、辞められないのです。
ワンオペで文句を言われたり、強盗が入ったりした牛丼チェーンですが、それより危ないATMがあるのにワンオペを続けている。
それがコンビニの実情です。
人が揃わないので、外国人を雇い、オーナー自らが店頭に立ち、接客をする。
寝る時間まで削られるのがコンビニの辛さです。
作業が増える一方の業務
昔は「コンビニの仕事なんて誰でもできる」なんて言われていました。
今では業務が複雑になりすぎていて、誰でもできません。
深夜に定年退職をしたおじさんが働いていたりしますが、満足に仕事を覚えていない為に、お客さんに教えてもらったりしています。
そんな光景を見ることがあるはずです。
単純にスーパーのようにレジに品物を通すだけがコンビニの仕事ではないからです。
宅急便、公共料金の支払い、コーヒー、惣菜作り、チケットの受け取りなど、何から何までコンビニでできる時代です。
その物量をやらなければなりません。
コンビニ業務は簡単な仕事ではないのです。
高圧的な本部
まれに問題になっているのが、高圧的な本部対応です。
イベントごとがあると、無理にでも加盟店にイベント商品を買わせています。
その結果、売れないと廃棄になり、現金回収ができない事態が増えています。
コンビニオーナーはオーナーでありながら、加盟店でしかありません。
本部には逆らえない仕組みになっていて、無理やりの購入も飲むしかないのです。
その高圧さは尋常ではなく、ニュースに上がるほどです。
オーナーからしてみれば、本部を食べさせる為に、押し売りも受けなければならない状況です。
実はサラリーマンと変わらないような環境なのです。
まとめ
脱サラはサラリーマンの夢の話です。
その1つに上がるのがコンビニオーナーです。
ですが、実態はサラリーマンと変わることがなく、収入は不安定です。
それでいて、責任は自分で取らなければならないと、ハードルは高いです。
コンビニオーナーは難しい仕事なのです。