【雑学】神社のおみくじの確立・順番
2017/01/04
神社でなにげに引いているおみくじ。
大吉はラッキー、凶はアンラッキーと知っていますが、吉と中吉が、どちらが良いか知っていますか?
大吉の確立、凶の確率を知っていますか?
凶はアンラッキーと言いますが、どのくらいの確率で出るかなど、知っていれば面白いことがあります。
おみくじを引く時の参考にしてください。
おみくじの起源
元三大師(がんざんだいし)が、初めにおみくじを考案したとされています。
※元三大師(がんざんだいし)とは、平安時代の天台宗の高僧良源、慈恵大師のことです。
考案者と世間に浸透させた人は違い、浸透させたのは、江戸時代の慈眼大師天海です。
おみくじは江戸時代から庶民に広がり、誰でも引くようになったのです。
おみくじの順番
おみくじを引いた時の、正式な順番を知っていますか?
大吉が良くて、凶が悪いのはわかるけど、吉と中吉のどちらが良いかがわからない、なんてことも聞きます。
*一般的なおみくじの順番
大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶
*一般的なおみくじの順番(細かい物)
大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶 大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
*変更した順番
大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶
なぜ2種類存在するかというと、おみくじの考案者の元三大師(がんざんだいし)が書いたとされる「元三大師御籤帳」に記いされています。
「元三大師御籤帳」には、大吉・吉・凶が80%と決められているだけで、他は神社によって、自由に決めていいようです。
順番も確率もバラバラになるのは、このためです。
おみくじの確率
おみくじの確率はどれくらいでしょうか?
先程の「元三大師御籤帳」には、大吉・吉・凶が80%と決められているだけで、細かな確率はどれくらいでしょうか?
*一般的なおみくじの確率
大吉 : 約 22% 中吉 : 約 8% 小吉 : 約 13% 吉 : 約 28% 末吉 : 約 15% 凶 : 約 13% 大凶 : 約 1%
※大凶・凶を抜いている神社もあります。
*浅草寺(凶が出やすいと有名)
大吉 : 約 17% 吉 : 約 35% 半吉 : 約 5% 小吉 : 約 4% 末小吉 : 約 3% 末吉 : 約 6% 凶 : 約 30%
おみくじの本来の確率では、浅草寺が本来の確率です。
一般的なおみくじの確率で、凶・大凶が出ないなら、その確率は別の吉に振り分けられます。
そうすると、大吉が出る確率が増えるんです。
*元三大師御籤帳に記されている確率
大吉 : 16% 吉 : 35% 凶 : 29%
本来とほぼ合っている確率を使用している浅草寺でのおみくじが正しいおみくじの確率といえます。
おみくじは何度も引き直して良いのか?
おみくじを何度も引き直している人を、稀に見かけます。
これって正しいの?
やって良いの?
と疑問に思ったことはありませんか?
ルールはありませんが、マナーではNGです。
おみくじは神様のお告げの言葉です。
神様からの言葉が納得いかないから、言い直してと言うのはおかしな話です。
それでも、どうしても引き直したいという場合には、日を改めましょう。
それが最低限のマナーです。
まとめ
おみくじを何気に引いていますが、実は奥が深いんです。
一般的なおみくじの順番や、変則型などもあり、知っていれば引いたおみくじが、どれくらい良いかがわかります。
確率も、神社によって違います。
大吉を引くなら出にくい神社での大吉の方が良いはずです。
本来の確率のおみくじの方が面白味はあります。