【PC】DVDのコピーガード、コピー除去、リッピングついて
DVDの購入後、コピーしようと思って、コピーできなかったという話は、今でも沢山出ています。
せっかく購入したDVDですが、コピーガードのせいで、自宅のテレビでしか見れないのは、不便ではないですか?
自宅でテレビの前に座り、DVDを再生して、のんびり映画鑑賞。
そんな時間が欲しいです。
自宅での時間がなく、他のメディアで見たいという人の為の、DVDコピーについてです。
DVDコピーは犯罪?
一番気になるのは、DVDのコピーは、違法かどうかです。
違法であれば、DVDのコピー、リッピングは、どんな理由だろうとできません。
*複製権
複製権とは、著作権制度において全ての著作物を対象とする最も基本的な権利で、著作物を複製する権利である[7]。著作権法において複製とは、手書き、複写、写真撮影、印刷、録音、録画、パソコンのハードディスクやサーバーへの蓄積その他、どのような方法であれ著作物を形のある物に再製すること(有形的再製)を指す[8]。したがって、複製の結果出来上がった複製物は物に固定されている必要があるが、複製の対象となる著作物の方は必ずしも物に固定されている必要はない。例えば、演劇用の脚本の複製といった場合、脚本を直接コピー機を使って複写した場合だけでなく、その脚本に基づいて上演されたり、放送された演劇(無形的再製)をCDやDVDに録音、録画する行為も脚本の複写にあたり、複製権が及ぶことになる
wikipedia抜粋
内容を紐解いていくと、下記になります。
1、コピーして販売
→違法
2、レンタルDVDをコピーして個人利用
→違法
3、購入したDVDをコピーして個人利用
→違法ではない
コピーして販売することは、わかりやすく違法ですが、レンタルDVDもコピーした時点で違法です。
購入したDVDをコピーして個人利用した場合のみ、違法ではありません。
購入の場合はバックアップとみなされるので、違法ではありません。
レンタルDVDの場合と違うのは、レンタルは自分の物ではありません。
コピーガードの解除は、勝手に他人の物のカギを開けるということで、違法になります。
コピーガードの種類
コピーガードの種類は多数あります。
コピーガードを解除できるソフトと、コピーガードの種類とで、いたちごっこになっています。
最新のコピーガードは進んでいて、種類も沢山増えています。
その一部をご紹介します。
1、CSS(Content Scramble System)
多くのDVDで採用されている一般的な暗号化のシステムです。映像を暗号化し、暗号鍵を複製できない場所に記録します。この暗号化システムが入っているDVDはパソコンなどで単純にコピーをしても暗号鍵自体はコピーできないので再生できません。
2、DRM
デジタルデータの著作権管理技術や、やり方の総称です。元のデータを符合方式によって記録し、特定の物でしか再生できないようにします。他人のコピーを難しくします。
3、Disney X-project DRM
Disneyの最新コピーガードDVDが(パラマウントとワーナーと同じ)は、通常99のタイトルを持っています。一般的なDVD映画のサイズは40 GBより大きいです 。
4、ARccOS
ソニーのコピーガード技術が、ARccOSです。DVDのデータ内に不良セクター(非参照素材)を埋め込み、コピーをする時に読み込みをエラーにさせる方法です。ディズニーやピクサーなどが採用しており、いま現在もARccOSが使われたDVDは多いです。ARccOSはバージョンが新しくなるたびにより強力になっていく特徴があります。
5、UOPs
User Operation Controlsの略称です。DVD冒頭のロゴ・コマーシャル等々、ユーザーが操作・スキップ・早送り不能な部分に利用されています。
6、DVD-Videoのリージョンコード
リージョンコードとは、DVDを再生することが出来る地域を制限する地域コードのことです。再生したいDVDとプレイヤーのコードが一致しなければ再生することは出来ないです。ディスクとプレーヤーが一致しない場合、DVDリッピングソフトによって、DVD動画をPCにコピーして再生できます。海外品が再生できなかったりするのは、このコードが原因です。
7、容量偽装(ファイルサイズ偽装)
DVDの中にダミーの映像ファイルをたくさん埋め込み、容量自体を偽装する方法です。本来なら8Gバイト程度の容量なのに、それを偽装して60Gバイト程度だとPCに認識させる最新技術です。
8、APSマクロビジョン
DVDプレーヤーをビデオデッキなどの録画装置に接続して、DVDを再生した場合に発生します。再生映像の画面が明るくなったり暗くなったりと乱れるようにする仕組みです。
上記の8つがメジャーなコピーガード方式です。
強力なコピーガード使用しているメーカー
一般的なコピーガードではなく、強力なコピーガードを採用しているメーカーです。
DVDを購入し、他のメディアで再生を考えている場合は、購入を考えた方が良いです。
それに、再生するメディアも、パソコンでは再生できないと、初めから認識していた方が良いです。
*代表的なコピー不可メーカー
ディズニー、ピクサー、東宝、フォックス、MUTEKI、S1、マドンナ、アタッカーズ
DVD Decrypter、DVD Shrink、DVDFabがメジャーなリッピングソフトですが、このソフトもコピーガードが進化したことで、解除できなくなりました。
まとめ -コピーガードとリッピングを考えるー
単純にメーカー側の売り上げが落ちるから、ガードをかけています。
その理由では、コピーガードのやり方に疑問を持ってしまいます。
コピーができないということは、友達の貸し借りもできません。
映画を音楽と同じように考えるのはナンセンスかも知れませんが、噂で広がることが極端に減りました。
そのくせに、映画の数が多く、どの映画を見て良いか、どの映画が面白いのかがわかりません。
それでは、映画を見る人口が減るのではないでしょうか?
DVDを購入しても、見る機会が減りますし、家にいないから映画や、テレビドラマの視聴率も減っています。
アダルトビデオは市場規模のパイが小さいのに、コピーガードをつけていたら、市場が狭まるだけではないでしょうか?
コピーコントロールCDが市場に出た時は、ユーザーから大バッシングがありました。
コピーガードも、同じだと思っています。