世界恐慌再来の時には内部留保を積み上げた日本企業が最強である
2020/06/11
コロナショックから、世界恐慌再来になる可能性があります。
現実離れした株価を横目に、実体経済は悲惨な状態へと進んでいます。
海外との行き来ができなくなり、インバウンドはどこの国でも見込めません。
旅行を売りにしていた各国が非常に厳しい状態へと立たされる可能性があります。
企業の倒産が連鎖し、それは世界中で広がる恐れがあります。
そんな中、内部留保を積み上げた日本企業が最強になる可能性があります。
企業は結局は最後まで立っていた企業が勝つのです。
倒産したら終わり
どんな企業でも、どんな状態でも倒産したら終わります。
良い技術がある。
営業力がある。
ホワイト企業である。
働く環境が良い。
良いお客さんに恵まれている。
企業を評価する対象は多いです。
労働者視点、経営者視点、株主視点と、様々な視点があります。
ですが、どんなに良い評価をされても、倒産したら終わりです。
その時点で試合終了です。
それだけは間違いない事実です。
世界恐慌の足音は聞こえている
世界恐慌と聞くと、昔々に起こったことということのように聞こえます。
ですが、世界恐慌になる可能性は十分あります。
コロナショックで世界中の貿易が難しくなっています。
旅行者は確実に減っています。
旅行会社は倒産の危機にありますし、航空会社も怪しい雰囲気が出ています。
各国では自給自足をしていますし、海外よりは自国を大切にしています。
そんな状態なので、経済活動は止まっています。
人々はステイホームという呼び掛けに応え、自宅から極力出ないようにしています。
物は売れませんし、企業にも収入は入って来ません。
もちろん、企業に収益が上がらなければ、ボーナス、給料が支払えません。
派遣やアルバイトなどの弱い立場の人から解雇が始まり、失業者が増えます。
こうして、最悪の世界恐慌は始まっていくのです。
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内部留保の積み上げは過去から学んだ
銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる。
そんな例えを聞いたことがある人も多いです。
余裕がある時はお金を貸し、余裕がなくなるとお金を返すように迫るのです。
銀行がなんとしてでも損をしないようにしているので、そんなことが起こります。
銀行のそんな状態を見て、各企業は銀行に頼らないようにする為に、内部留保を貯めます。
無借金経営をしている企業は、過去のことから学んだ企業は多いです。
自己資本比率という財務上の数字を気にして、少しでも余裕のある経営を目指してきました。
それが日本企業の大半です。
企業が倒産すると、経営者が一番困ります。
もちろん倒産しても逃げきれる経営者も中にはいますが、そんなことができる経営者は一部です。
ほとんどの経営者はは限界までお金を借りて、今を乗り切れるようにしています。
先の事を真剣に見ている経営者は、内部留保を真剣に貯めた経営者です。
内部留保の経営分析 過剰蓄積の実態と活用
日本人の真面目さが出ている
内部留保の積み上げは、日本人の真面目さが出ています。
今だけ良ければ良い。
そんなことを考えている人は少ないです。
周りの人に迷惑をかけないように、家族や知人に迷惑をかけないようにする。
それが人の繋がりです。
そんなことを考えている人が多いので、内部留保を積み上げた企業は日本企業で多いのです。
もちろん過去には銀行の言うことを聞いて、痛い目にあった人も中にはいます。
そんな経験から、少しでも脱失しようと真面目に内部留保を積み上げました。
最後には倒産しない企業が強いのです。
まとめ
内部留保は非常に大切な数字です。
倒産しない可能性の数字でもあります。
結局は倒産したら終わりです。
企業には資金繰りさえ上手く言っていたら倒産しないという考えはあります。
お金さえ動いていれば、倒産は免れるのです。
その脱出方法として、内部留保を貯めるのです。
内部留保が貯まっていれば、資金繰りも関係ありません。
無収入で数年倒産しない企業もあります。
倒産したら、何もかもなくなるのです。